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スペシャルティコーヒーを扱うお店

2023.8.19

私たちの飲むコーヒーは、壮大な過程を経て たった一つのカップになる。

いつもMel Coffee Roastersをご利用いただき、ありがとうございます。

私たちのお店はスペシャルティコーヒーを扱うお店ですが、じゃあそれってなんだろう?ってこと
散々お豆のご紹介をした後ですが改めて議題にしてみました。

私たちの飲むコーヒーって、かなり壮大な過程を経て たった一つのカップになるんです。

まずは農園さんの栽培。育てる ということってすごく大変ですよね。お野菜やお米、お花や果物。そしてコーヒーも木に成るチェリーから始まるんです。
木が育つだけでも膨大な時間。そこに成る小さな小さなチェリーを一つ一つ摘み、水洗(ウォッシュド)や乾燥(ナチュラル)や最近は発酵など 適正な処理をし、欠点豆を取り除き、品質を徹底的に管理します。これも膨大な時間。
この努力により品質の保たれたすぐれたコーヒーには適正な価格をつけて 安定した生産につながるよう還元し 生産者を守り、品質を保ち/向上させ 結果消費者の皆様にも還元され コーヒーの未来を守る目的でスペシャルティコーヒー協会は設立されました。

そして、輸送された劣化のない生豆を焙煎し、私たちの想像するあのコーヒー豆ができあがります。
私たちのお店ではその焙煎の姿をよくお見かけいただいてるかとおもいます!もちろん、私たちスタッフも日々焙煎士の背中、目線、姿を見ていますし そうして出来上がるお豆、毎日焙煎してくれることに心から感謝しています。

そんな私たちは、バリスタとして Mel Coffee Roastersの味を毎日調整し みなさまのお手元に渡る一杯のコーヒーが美味しいものであるよう 1グラム、1秒、0.1メモリ、1℃ など細かく様々な箇所を変えています。

この過程がいわゆる、「From seed to cup」と言われるもの。一つのカップが「美味しい」であるための必要な過程。何一つ欠けても成り立たない、とても大切な 繊細なものです。

議題のスペシャルティコーヒーとは、その「美味しい」であることがまず第一!これは消費者からの評価として、なんです。そう、みなさまに飲んでいただいているそのコーヒーが「美味しい」であることは第一条件なんです。ではその美味しいとは何を指すのか。たくさん項目はありますが そのうちの一つは「酸味」です。

酸味が苦手 という声は本当に多く聞きます。
酸っぱーー!なコーヒーはやっぱりすこし飲みづらい。
でもそれって、適正な収穫や処理のなされない品質のコーヒーだったりするんです。
でも私たちの提供する酸味は酸っぱさとは違う、フルーツのような心地の良い酸味、甘味。その味はコーヒーチェリーそのものの味。それを感じられる液体がコーヒーだなんて なんだか想像と違って、不思議でわくわくしませんか?☺️

スペシャルティコーヒーの定義はまだまだありますが
一杯のカップに至る背景にフォーカスしてみました。
とっても長くてすみません!

とにかく、おいし〜 がお届けできたら私たちは嬉しいです。そしてその一杯がその瞬間やその後の幸せにつながったら、もっと嬉しい!
暑すぎて体も心も少し疲れやすくなってしまいますが、夏のキラキラ くっきりした夏の雲 蝉が鳴らす夏の音 少しだけ涼しくなる明るめの夏の夜 今年の夏もいいものになりますよう ご自愛くださいね。