ジャパンサイフォニストチャンピオンシップ (JSC) 2022 優勝コーヒー豆

2022.10.18

先日行われたジャパンサイフォニストチャンピオンシップ (JSC) 2022にて

優勝されたのはKondo Coffee Standの近藤さんです。おめでとうございます!

Kondo Coffee Stand　は埼玉の新座にあるコーヒースタンドで、

近藤さんとは長い間コーヒー豆の卸先様としてMel Coffee Roastersのお豆をご利用いただいております。

近藤さんはJapan Brewers Cupというハンドで抽出する大会にて、２位という実績のあるバリスタです。

そんな近藤さんとの出会いはJapan Brewers Cup にてマサさんがヘッドジャッジとして審査をする中、デブリーフィングにて会話を交わしたのが初めてでした。とても落ち着いたプレゼンテーションを行う近藤さんには印象が強く、喋っている内容もわかりやすかったので話やすかったと言っています。

そんなブリュワーとしても輝かしい近藤さんに今回、マサさんがコーチング、とコンペティション用のお豆の依頼があり今回の経緯となりました。

サイフォンのコーヒーの決勝はブレンドコーヒーを三杯提供とシグネチャービバレッジと言って、コーヒーとお酒を使わない物を添加しての３杯提供が必要な競技です。

競技は15分と時間が定められている為、時間にも厳しく、普通にコーヒーを６杯提供するだけでも時間がかかるのに、プレゼンテーションを加え、抽出技術の説明やコンセプトなどを加えながら珈琲を提供するという、とても時間にタイトな競技なのです。

今回提供させていただいたお豆は以下の２種類です。

[ Ethiopia Special Fermentation Hambella ]

Altitude: 2300-2400m

Varietal: 74110/74112

Process: Special Fermentation TIM EF Natural

Region: Dimtu, Hambella, Guji, Ethiopia

taste : passion fruit , Grape , Justine, pineapple パッションフルーツ,グレープ,ジャスミン,パイナップル

と

Honduras El Puente TIM Natural Geisha

ホンデュラスエルプエンテゲイシャ

【Caballero family】

1550-1650m

Marcala Geisha

TIM Natural (Mosto Innovation)

Sweet red grape, juicy , sweet mandarin orange,

スイートレッドグレープ,ジューシー,スイートマンダリンオレンジ

です。

エチオピアは華やかでコンプレックスな味わいのコーヒーで、ホンデュラスはジューシーなボディーのコーヒーです。

二人で大阪でカッピングや抽出で試行錯誤した結果、練習時は65%のエチオピア、35%のホンデュラスでしたが、東京にていざ本番の１日前に抽出をすると、PHの違いが大きすぎ、ブレンドの配合を直前にてエチオピア80％、ホンデュラス20％に変更。又、抽出が決まりきらずに朝を迎えての大会となってしまいました。

エチオピアの焙煎度合いを1.5度低く取り出したのと、デべロッピングタイムを試し焙煎のものと同じにしたことで、味わいの出方が少し変わっていたんでしょう。

因みに焙煎はエチオピア、ホンデュラス共に９分台で、ドライングフェーズを短く持ち、メーラードリアクション、デべベロっピングタイムを長くしたイメージ焙煎です。

今回はエイジングの関係で直前にレシピをキメるしかなくタイトなスケジュールでした。

本番にて、近藤さんはいつもの落ち着いた雰囲気でプレゼンテーションを初め、14:54に競技を終了。

見事決勝にて優勝されました。

そんな近藤さんに11月12日Mel Coffee Roastersが焙煎した優勝豆を優勝した近藤さんにゲストバリスタとしてサイフォンで抽出していただくイベントを予定としています。

皆様お楽しみに!