2022.6.17
春のNEW BEANS | COLOMBIA EL POTRERO 【GEISHA】
COLOMBIA EL POTRERO 【GEISHA】
生産者 | ブランカ・オリビア・カニャル
農園 | ポトゥレロ
エリア | ナリーニョ県フロリダ郡ドゥアルテ・バホ村
プロセス | フリーウォッシュド
栽培品種 | ゲイシャ
標高 | 1900m
コロンビアの地域も気温の変化などで収穫時期や乾燥時期などが少しづつ変わってきており、農園主もクオリティーを維持するのが大変な環境となってきております。そんな中、毎年クオリティーの高いゲイシャ種を品質高く育ててくれるコロンビアのブランカオリビアさん。今回のロットも優しく綺麗な仕上がりとなっております。
コロンビア最南端にあり赤道直下のナリーニョ県。長らく、反政府組織の活動が活発で、スペシャルティコーヒー産地としてのポテンシャルが眠ったままといわれてきた生産地です。 コロンビアのスペシャルティコーヒーの生産者育成と輸出に取り組んでいるBAN EXPORT社では、近年このナリーニョ県に拠点を開設し、①新品種カスティジョ品種に適した収穫タイミング(今までの品種より2週間遅い)、②適切な自然発酵時間(農園の気温・環境によって変わる)③適切な乾燥方法(ビニールハウス付きアフリカンベッド)などを小規模生産者に指導して、また、品質に応じて高値でコーヒーを買い付けて、海外のスペシャルティコーヒーバイヤーへつないでいます。 <新しい取り組み:エキゾチック品種> 現在、BAN EXPORT社が取り組んでいるのが、エキゾチック品種の試験栽培。既に上記の自然発酵・乾燥の技術を習得した先進的な生産者に、ゲイシャやピンクブルボンなどの希少品種の苗を配り、これらの品種の栽培技術を研究を始めました。 ブランカ氏はこうした生産者の一人です。彼女は夫と孫娘の3人で、ナリーニョ県を代表するガレラス山のふもと、標高の高いコーヒー産地として高いポテンシャルをもつフロリダ地区の小規模生産者です。BANEXPORTからの指導により、適切な熟度(紫色のチェリー)での収穫を行い、また天日乾燥では、スロードライがいいということで、今まで8-10日で終わらせていた乾燥工程を12-15日かけるようにしています。