2022.3.3
[NEW] What is Ethiopia National Winner?
Ethiopia National Winner
エチオピア・ナショナルウィナー
A.C.E. National Winnerとは 「ナショナルウィナー」(NW)とは、カップ・オブ・エクセレンス(COE)の国 内予選を通過したコーヒーのことで、「ナショナルウィナー・オークション」を通じて各国のスペシャルティバイヤーに販売されます。当商品は2021年のエチオピアCOE国内予選を通過したロットで、最終の国際審査会では、COE受賞基準の87点を超えたものの、スコア順で33位となりました。COEレベルと評価を受けた素晴らしいスペシャルティコーヒーです。(A.C.E=Alliance for Coffee Excellenceは、COEを主催している非営利の団 体です) エチオピアはコーヒーの原産地。主にヨーロッパ人によって栽培が広められた中南米やアジア・アフリカのコーヒー生産国とは違い、この国のコーヒーの歴史は森の中に自生する野生のコーヒーの木に始まり、日本の茶道のような「コーヒーセレモニー」という特有の文化が根付き、エチオピアコーヒーがもつ独特の風味は世界のコーヒー愛飲家を魅了しつづけてきました。
一方で、エチオピアは社会主義国で、規制も多く、未整備のインフラもあり、外国人が訪問するにはハードルが高く、コーヒーバイヤーたちにとっても未知の部分が多い、逆に言えば、潜在的な可能性に満ちた生産国でもあ ります。 2020年、そのエチオピアで初めてカップ・オブ・エクセレンス(Cup of Excellence/COE)が開催されました。平均落札額は28ドル/lb、2021年COEでは32ドル/lbと、大成功を収めています。スペシャルティコーヒー関係者のエチオピアに対する注目度の高さ、エチオピア・コーヒーの可能性の深さを感じさせる結果となっています。 アブドゥラマン・ハジカバト・サディン氏は、オロミア州⻄アルシー県ナンセボWoreda(市町村)ウェルカ01Kebele(村)のコーヒー生産者です。(この場所は、エチオピアのコーヒー流通を 管 理 す る ECX ( Ethiopian Commodity Exchange)の区分では「シダモD」のコーヒー産地にあたります。) COE国際審査会でのスコアは87.21点で、受賞に必要なスコア87点をクリアしていました。 ⻄アルシー県は、スペシャルティコーヒーの産地としては無名で、エチオピア国内・海外のバイヤーからもほとんど注目されることはありませんでした パ カ マ ラ 品 種 は 、 エ ル サ ル バ ド ル ・ コ ー ヒ ー 研 究 機 関(Instituto Salvadoreño de Investigaciones del Café)が開発した品種で、同国の在来ブルボン系品種のパカス、ブラジルで大粒品種のマラゴジーペ(ティピカ系)を掛け合わせて作られました。コーヒーの品種開発では、高い生産性や耐病性が重視される中、このパカマラ品種は、風味・品質にフォーカスを当てた珍しい交配品種で、エルサルバドルではもちろん、近隣のグアテマラ、ホンジュラス、ニカラグアなどで多くのスペシャルティコーヒー生産者に採用されCOEなど、国際的な賞でも数多く賞を受けています。
Producer: Abdurahman HajiKabato Sadin
Location: Nansebo, West Arsi, Oromia
Variety: 74112
Process: Natural
Score: 87.21 (COE competition)
Process : Natural Score : 87.21